入れ歯の歴史
先日、患者さんと昔の入れ歯について話をして
盛り上がりました。
そこで調べてみるとたくさんの入れ歯に関する
歴史的なお話しがありました。
ここで質問です!
日本の一番古い入れ歯は何時代のものでしょうか?
①大正時代
②江戸時代
③室町時代
答えは③の室町時代でした!
日本に残っている一番古い入れ歯は和歌山市の願成寺
の尼僧がいれていたものだそうです。その尼僧は、
1538年に亡くなっているので、すでに室町末期には
木の入れ歯が作られていたそうです。
ヨーロッパ諸国は日本より200年ほど遅れて
入れ歯が作られたみたいです。
江戸時代にもなると、杉田玄白、馬琴、柳生宗冬など
の著名人も入れ歯を入れていたそうです。
昔は木の仏像を彫る仏師や根付師などきぼりの技術
を持った職人が、入れ歯師に転業したようです。
日本人のものづくりの技術の高さは今も昔も
凄いですね。
次回はヨーロッパの入れ歯の歴史について
書いてみたいと思います。